5月10日 ちり意識を持たない

ルカ 13:11
11 すると、そこに十八年も病の霊につかれ、腰が曲がって、
全然伸ばすことのできない女がいた。
 

十八年もの間、腰が曲がったままでいるのを想像してみて下さい。目に入るのは、ただ、地面のちりだけです。それが、ルカ十三章に出て来る女の置かれた苦境でした。彼女はどこに行っても、見るのはいつもちりだけで、そのうちにちり意識を持つようになってしまいました。でもありがたいことに、ついに彼女は美しい足、福音をもたらし、腰を真っ直ぐにしてくださる、イエスの足を見たのです。 

さて、ちりは悪魔の食べ物です。 聖書に、悪魔は神に呪われ、一生の日々を、ちりを食べるようになったとあります。(創世記3:14) ちりは死を象徴します。(創世記3:19) 悪魔は自分のように、あなたを、腹ばいになってはいずりまわり、ちりを食べさせたいのです。「ちりを食べる」とは、自分の欠点や欠乏を餌とし、自分の人生に常に整理しなければならないことが、たくさんあると感じることです。身体的に腰が曲がっていなくても、その女性のように、ちり意識を持つと、人生の毎日が葛藤となるのです。

ちり意識を持つと、あなたの他人を見る目も影響されます。あなたは、いつも他人の欠点を見るようになります。他人の短所を指摘し、過去の失敗を捜し出します。あなたがちり意識を持っていると、あなたの人間関係は平安と喜びに欠けてしまいます。

そして、その女のように、ちりを見続けていると、時が経たないうちに、あなたの心の中でちり意識が定着し、あなたは悪魔の餌食になってしまいます。なぜなら、ちりが悪魔の食べ物だからです。神の御言葉は、悪魔のことを「吠え猛る獅子のように、喰い尽すべき物を探し求めながら、歩き回っている。」といっています。(1ペテロ5:8)

もし、悪魔の餌食になりたくないなら、ちりから目を離して、上を見上げてください! 自分の失敗を見るのでなく、すべての敗北からあなたを救い出してくださる、イエスに目を向けて下さい。あなたは、神の見方で自分を見、自分をイエスにあって義であり聖い者であると見て下さい。(コロサイ3:12、コリント5:21) あなたはちりではありません、なぜなら、あなたは肉の中になく、肉の者でもありません - あなたは御霊の中にあり、御霊の者です。(ローマ8:9) 

友のみなさん、イエスにあってあなたが何者なのかを、自覚すればするほど、あなたはよりまっ直ぐになり、神が見るあなた、神の権威と力、克服の霊をもつ新しく造られた者として歩みます!

今日考える事
自分の失敗を見るのでなく、すべての敗北からあなたを救い出してくださる、イエスに目を向けて下さい。

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